独自のビジネスモデルを武器にジュエリービジネスを展開する貴瞬。
ニッチな市場であるが故の採用課題に向き合う。

中古市場から宝石を仕入れ、再研磨・再加工して販売するという独自のビジネスモデルを確立した貴瞬。ニッチな市場を開拓し、年々事業規模を拡大している会社です。そんな貴瞬から中途採用に向けたサイト制作のご依頼をいただきました。ヒアリングを通してわかったのは、採用活動において根本的な問題である企業知名度の低さ。創業から一貫してB to Bの事業を行なってきた貴瞬は、取引先企業に認知がとどまっていました。社員を増やしてもっと勢いをつけていきたいという思いとは裏腹に、なかなか人材が集まらないのが現状でした。

貴瞬のスピリットを、貴瞬が求める人材にしっかりと届けるサイトへ。

そんな現状の中で、toB事業しか展開してこなかった会社が採用サイトのみで知名度を短期間で向上させるのは現実的に難しい。そこで重要となってくるのが、いかにサイトに来てくれた人を取りこぼさずに内定まで結びつけるか。つまり貴瞬と親和性の高い人に最適化したサイト作りがカギになると考えました。
そのためには、どのような人が貴瞬とマッチするのか、ターゲットを明確化する必要があります。まず私たちは人材要件の策定に着手しました。

会社の強みとターゲットのニーズ。
両者が交わる先で、本質にある想いがメッセージとなる。

人材要件の策定では、自社の強みや社員に求めるもの、会社として目指す姿を社員の方々と話し合う中で、「貴瞬らしい人材」とはどのような人なのかを定めていきました。そして、その人物像を採用ターゲットに設定。それは、「雑草魂を持って、周りを巻き込みながら、正々堂々と本気で仕事に打ち込もうとする人」。そんな人たちの胸に響くようなメッセージを打ち出すことにしました。
人材用件整理の過程で得られた、「意志さえあれば道を切り拓ける環境がある」という貴瞬の強み。貴瞬との親和性が高い人材の抱える、「今の自分の環境に満足せず、全力で仕事に打ち込むかっこいいビジネスパーソンになりたい」というインサイト。この二つを踏まえて、「全力を出せないでいる若者に、貴瞬でなら全てをぶつけるような挑戦ができること」を知ってもらえるようなコンセプトを決めることに。
そしていくつかの候補の中から決定したのが、「貴い一瞬を生きているか。」というコンセプトコピー。社名になぞらえながら、ターゲット人材のハートに火をつけるようなメッセージを問いかけました。

セッションやヒアリングを通じて現場の声を聞いたからこそ出来上がった採用コンセプト。社内でも評判を呼び、サイトに続いて採用パンフレットの制作も決定。今後の貴瞬のブランディングの軸となる言語設計ができた事例です。

↑貴瞬のコーポレートカラーである赤をキーカラーに。 事業紹介や社員紹介なども、コンセプトに沿って力強いトーンで。