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失われた共同体を取り戻す。国家規模の課題解決に挑むプロジェクトのコンセプトメイク/ディレクション
CLIENT - 共創DAO
PROJECT - NEO四国88ヶ所祭り
CONCEPT MAKE / PLANNING・CONCEPT MAKE / INTERVIEW・EDITING・WRITING
OUTLINE
担当範囲:
コンセプトメイク・ディレクション・コピーライティング・撮影
URL
https://neoshikoku88.io/menus/66ff730c421aa9000160188b
CREDIT
  • コンセプトメイク・ディレクション・コピーライティング:澤海渡(ランニングホームラン)
  • 撮影:山田悠喜(ランニングホームラン)

ABOUT CLIENT

共創DAOとは「共創と共助の力で、共同体の再生/発展を目指すDAO」です。 かつて地域社会にあったような「顔の見える関係性」を、オンラインとオフラインを融合することで再構築。多様な人々が繋がる場を提供し、共助を通して地域課題の解決や新たなプロジェクト創出を促進します。そのために共創事業として対象地域でのお祭りを実施、その上で助け合いアプリを地域に導入することで持続可能な共同体作りをサポートしています。 第一弾は「四国」、88ヶ所巡りを現代版にアップデートした「NEO四国88ヶ所祭り」を実施することで四国全域の繋がりの再構築を目指しています。

NEEDS

自律分散型組織である「DAO」においては異なるステークホルダーがそれぞれに動くため組織内の統制が取り辛くなることが多いです。共創DAOから依頼が来た当初も目指す方向性が整理されておらず、テクノロジー担当とお祭り担当で意見が擦り合わずプロジェクトが難航状態に。お祭りをする会社なのか、助け合いのアプリを作る会社なのか誰もわかっていない状況。直近での立ち上げを目指す「NEO四国88箇所祭り」のプロジェクトを進めることはもちろんのこと、「共創DAO」そのものの目指す先、そして事業の整理が急務でした。

CONCEPT

そこで共創DAOの目指すパーパス、お祭りのコンセプトを言語化。

 

共創DAOのパーパスを、

 

「共創と共助の力で、共同体を再生/発展させる」

 

ことと定義。なぜお祭りと助け合いアプリの両方の事業を同時に実施する必要があるのか、言語化することで各事業のロードマップ、連携方法を定義。結果、それぞれの事業が連動して発展していくことを可能にしました。

 

そして、「NEO四国88ヶ所祭り」のコンセプトを、

 

「Re: -新たな自分を巡る旅-」

 

と定義。88ヶ所巡りの大元である、弘法大使の「即身成仏」の考え方すなわち、「仏は外側にいるのではなく、自分の内側にある」という原義に立ち帰り、「88ヶ所を巡ることではなく、自分の内側を巡ることが大切である」ことに気づく契機をもたらす。つまり、 弘法大師の教えを神輿にもう一度88ヶ所巡りを捉え直し、 四国全体が共同体として共創と共助が生まれる契機をつくる祭りが「NEO四国88ヶ所祭り」です。Re:は「自分の内側の真理に気づく=理」「都会の喧騒から離れる=離」「共同幻想としての里に触れる=里」「テクノロジーで便利に巡る=利」の4つの意味を込めており、「新たな自分をRe:スタートする」「四国をRe:スタートする」「88箇所巡りをRe:スタートする」という3つの目的を掛け合わせたコンセプトとなっています。

SOLUTION

国家や県、様々な有識者を巻き込んだプロジェクト。さらに助成金の獲得のスケジュールなど複雑なステークホルダー、スケジュールに翻弄された結果、それぞれが部分最適に進みそうになっている状況。そのため、既存のクライアントワークと異なり、並走しながら仮ぎめしてコンセプトを固めていくスタイルで伴走。スタートアップの中でのコンセプトワークを象徴するケースとなりました。