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「空気は、おもしろい。」
空気を貢献領域とする大気社の採用サイト
CREATIVE DIRECTION / CONCEPT MAKE / RECRUIT BRANDING / PLANNING・CONCEPT MAKE / COPYWRITING
OUTLINE
担当範囲
企画・構成、ディレクション、コピーライティング
制作期間
約8ヶ月
URL
https://www.taikisha.co.jp/recruit/
URL
https://www.taikisha.co.jp/recruit/
CREDIT
  • AG:ディスコ
  • CD:岡嶋航希(ランニングホームラン)
  • C,DR:望月さやか(ランニングホームラン)
  • AD:上原繁(イチゴウ)、
  • D:永峰 晴香(イチゴウ)
  • Cord:adrama
  • PH:藤原慶(ある日)

事業領域は「空気」。
空気のプロフェッショナルとして事業展開する大気社の採用サイト制作。

大気社は、主に大型ビル向けの空調設備や、生産工場などを対象とした産業空調設備などの設計・施工を行う「環境システム事業」と、そこで培った技術を活かし、自動車塗装プラントの設計・施工を行う「塗装システム事業」の2つの事業を展開しています。どちらにも共通するのは、空気を用いて快適な環境をつくり出す点。社会のために空気の可能性を追求し続けています。

そんな同社から採用サイトリニューアルのご依頼があった背景には、「学生の心を掴みきれていない」という課題がありました。

空調設備事業は社会の未来を照らす技術創出に貢献しており、CO2排出量を抑えた設備の技術開発など環境保護にもつながっている。また、塗装システム事業はなんと世界トップクラスのシェアを誇っている。こうした大きな魅力があるにもかかわらず、魅力が伝わりきっていないことが原因で、同社にとっても、学生にとっても非常にもったいない状況となっていました。

まずは、学生の心を動かすことが大切。
魅力を説得するのではなく、魅力に気づかせるコンセプトを策定。

大気社についてつぶさに調べ上げ、ご相談いただいた当初に伺ったご担当者様の意見などを紐解いていきました。

そこで見えてきたのは、事業や業務の理解不足云々以前に、大気社の貢献領域である「空気」がイメージしづらいことが、学生の心を掴みきれない原因なのではないかという点。空気はあって当たり前の存在であり、その尊さや可能性にほとんどの人は気づいていない。それは学生も同じであり、その状態で事業や業務のディティールをどれだけ説明しても心を掴むことはかなり難しいのではないかと考えました。

そこで私たちも一度立ち止まり、そもそも空気とは何か、空気を貢献領域にすることの魅力とは何かなどを一つひとつ整理していきました。

空気とは、目に見えないし触ることもできない。

空気とは、ほとんどの生き物が必要としているもの。

空気とは、地球上にしか存在しない。

空気とは、言語や文化が違っても、誰もが共有している。

空気とは、暖かかったり寒かったりすると人の感情を変えてしまうこともある。

 

こうして空気についてまとめていくうちに、空気とは不可思議なものであり、同時に、底知れない可能性を秘めているということに気がつきました。そして、その事実にワクワクしてきたのです。

まずは学生に、空気について考えるきっかけをもたらすこと、当たり前の存在である空気に思いを馳せてもらうこと、それが学生の心を動かすと考えました。

その結果、打ち立てたコンセプトは

 

「空気は、おもしろい。」。

 

空気の尊さや可能性に気づく種を蒔くため、ボディコピーでは、先ほど挙げたような空気のおもしろさを列挙しました。

空気のおもしろさを伝えることを軸に、
どんな就活フェーズの学生にも対応した採用サイトを制作。

コンセプト策定後、サイト制作に着手。

「空気は、おもしろい。」をより理解してもらうため、社員紹介コンテンツでは、各社員に「私が考える空気のおもしろさ」をインタビュー。「Air is Discovery」「Air is Mystery」など、その職種だからこそ感じる空気の面白さを語っていただきました。

また、全体のコンテンツを考える上で重視したのは、就活始めたての学生から、内定承諾前の学生まで、あらゆる学生に対応したコンテンツを用意すること。「大気社のフィールド」「大気社のキーワード」などは、大気社についてざっくり知ることができるよう、概要や魅力を簡潔にまとめ、「仕事・職種紹介」「研修制度・福利厚生」「キャリアパス」などは、ある程度大気社について理解を深めた学生が、他社比較や内定承諾の判断材料のために必要とする情報を丁寧にまとめました。

デザインやコーディング面では、「空気のおもしろさ」を体感してもらうため、空気をイメージしたオブジェクトが緩やかに浮遊するような仕様を採用。色味も空気感や未来への可能性を表現するため、明るいブルーなど爽やかな色を用いました。adrama様にデザイン・コーディングを試行錯誤していただき、感覚として空気のおもしろさが伝わってくる素敵なサイトに仕上がりました。