- 担当範囲:
- コンセプトメイク・プロジェクト推進・提言書策定
- コンセプトメイク・プロジェクト推進・提言書策定:澤海渡(ランニングホームラン)
ABOUT CLIENT
RULEMAKERS DAO(通称:RMD)はルールメイクを通して「民主主義2.0を実現し、挑戦者の挑戦を加速させる」ことをミッションに設立されたDAO型の組織です。既得権益層やロビイストなど、一部の限られた利権、専門性に閉ざされたルールメイクの領域を一般の方々に開く為に実際にルールメイクの実施、育成、サポートを行う機関です。
NEEDS
当時、立ち上がって半年間も無くの時期ということもありルールメイクプロジェクトが乱立、「なんのための組織なのか」「なにをすればいいのか」誰もわからない状況下の中でプロジェクトの進行をしなければならない組織的危機状態になっていました。RMDの存在意義を定義し、人々やプロジェクトを適切にまとめ上げ推進していくことが求められていました。また、各プロジェクトに関してもDAO組織ということもあり人の流動性が高く、組織の立て直しに加え進行中のプロジェクトそのものの推進も求められていました。
CONCEPT
手始めに着手した「ソーシャルセクター」にまつわるルールメイク。社会をより良くしていく新しい事業形態にもかかわらず日本でなかなか産業化に至れない状況を分析した結果、スタートアップと比較し、ソーシャルセクターの成長モデルを、
「雪だるま式の事業成長モデル」
と定義。スタートアップと異なり、助成金を生かしながら事例を作り、事例から信用を構築し、信用から資金を調達していく、特殊な事業成長のあり方を言語化しました。
提言を骨太の方針に掲載に至るまで推し進めた後、RMD自体の組織改革にも着手。
RMDのミッション・ビジョンを、
ミッション:民主主義2.0を実現し、挑戦者の挑戦を加速させる
ビジョン:「明日はもっといい日になる」と信じられる社会
とそれぞれを定義。全ての人が「挑戦をする」ことを目指すわけではない、でもルールが変わることによって挑戦できる人が増え、彼らの挑戦が日々ニュースに流れる中でワクワクできるような毎日を届けていくことを目指す。そうしたRMDのカルチャーを言語化しました。
SOLUTION
実際に政策提言に関してわかりやすく「翻訳する」ことからスタートし、組織構造自体の立て直しまで伴走するコンセプトメイクの力の汎用性を引き上げるケースでした。現在は定めたミッションを達成すべく、誰もがルールメイクに取り組める仕組みとして「ルールメイクアクセラレーション」のコンセプトメイクと監修を実施しています。