そのプロセスに着目したボードゲームを開発
- 担当範囲
- 企業ブランディング/サービスブランディング/ デザイン
- 制作期間
- 6ヶ月
- CD.C.DR 恩田 貴行(ランニングホームラン)
- DR 澤海渡(ランニングホームラン)
- D 岡田 和朗(ありがとう)
ABOUT CLIENT
創業10周年を機に「象る、磨く、輝かせる。」という、映像づくりだけではない、寄り添うスタンスを大切にした自社ブランディングを行ったエレファントストーン。 映像制作会社の枠を超えて、誇りをつくるプライディングカンパニーとして名乗り始めたタイミングで、映像制作だからこそできるブランディングワークとして「プロセス」に着目したサービスを実行することになりました。
NEEDS
映像だからこそのブランディングという手法を探す中で見つかったのは「映像づくりってとても大変な作業。だからこそ、そこにクライアントを交えれば共に達成感も味わえるし、プロセスの中で自社の魅力やサービスの強みをさらに誇りに思えるかも」という発見。 そこから生まれたのが『ROOT』というサービスです。 クライアントの魅力探しや価値観探しから帯同し、映像制作はもちろん、そのプロセスまで含めて自社インナーブランディングへと活かす伴走型ブランディング映像サービス。 その目玉企画として制作したのが価値観を紐解くボードゲーム「THE KACHINKO」でした。
CONCEPT
-価値観発見ゲーム-
THE KACHINKO
名作はすでに、あなたの胸の中にある。
心理学、社会学、ビジネスなど多方面から「価値観ワード」を集め、エレファントストーン社と共に120個に集約することから始まったボードゲームづくり。映像によるブランディングサービスという点を考慮し、映画製作時に使用する「カチンコ」型を採用。 価値観を発見した後にボックスにキーワードを書き、クライアントがカチンコを鳴らすことでプロジェクトがスタートできる仕様にしました。 そのほか、ボードゲームの全体のゲーム設計、デザイン、印刷ディレクション、コピーライティング一式を担当しています。
SOLUTION
このボードゲームの特徴は、自社の魅力や強みに自信がない企業に向けたゲームであること。 言語化されていない(表層化されていない)自社の「価値観」を、約120枚のカードからプレイヤーが取捨選択していく内容になっています。
カードを一枚ずつめくり、
価値観とは程遠いものは「VOLCANO」のゾーンに、
そこまで合ってないものは「SAVANNA」ゾーンに、
マッチするか迷ったものを「OASIS」ゾーンに置いた後、
手元に残ったカードを全員分集め、フィールドペーパーを反転し、フェーズ2へ移行。
その後、集まったカードを4象限に分類し、自社の価値観をメンバーと一緒に分類したり合体させたりしながら、
自社が持つ価値観を発見していくゲームです。