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リライル会計事務所 法人化イベント『DRAW』の企画・制作・運営
コンセプトメイク・コミュニケーション設計 / 企業ブランディング / プロジェクト・サービスブランディング / イベント企画・制作 / 映像制作
OUTLINE
担当範囲
企画・構成・コンセプト開発・イベントタイトル開発・キービジュアル制作・コンテンツ設計・会場ツール制作・スライド制作・当日運営
制作期間
約2ヶ月
CREDIT
  • Creative Director:恩田 貴行(ランニングホームラン株式会社)
  • Director:望月 さやか、飯田喬、岡嶋航希(ランニングホームラン株式会社)
  • Videographer:南口真輪(ランニングホームラン株式会社)
  • Assistant:種 裕眞(ランニングホームラン株式会社)
  • Art Director / Designer:高橋彩基(釣部東京)

税理士法人化という節目を、次の挑戦が始まる日に。

東京都渋谷区を拠点に、クラウド会計を活用した会計・税務サービスやバックオフィスの効率化を通じて、企業がコア業務に集中できる環境づくりをサポートしているリライル会計事務所。今回私たちが担当したのは、同事務所の税理士法人化という大きな節目を社員全員で祝い、これからの組織について考える社内イベントの企画・制作です。

税理士法人化は、リライルがこれまで積み重ねてきた挑戦の成果であると同時に、次の成長へ向かうためのスタートラインでもあります。

そこで、これまでの歩みを振り返るだけの記念式典ではなく、組織の歴史を知り、これから目指す未来を共有し、一人ひとりが前向きな気持ちで次の一歩を踏み出せるイベントを目指しました。

イベントコンセプトは「DRAW」。

企画にあたりヒアリングを重ねるなかで見えてきたのは、リライルが税理士法人化をひとつのゴールではなく、新しいステージへ進むための契機として捉えていることでした。

これから力を入れていくのは、AIを活用した会計・税務業務のアップデートです。リライルではすでに、トライ&エラーを自然に受け入れる文化が育ちつつある一方で、AIへの関心や活用度には社員ごとの差もありました。そこで掲げられた「日本で一番AIを活用している会計事務所」という目標を、一部のメンバーだけが進める取り組みではなく、社員全員が参加する組織の挑戦にしていく必要がありました。

また、組織が成長し、新しいメンバーが増えていくなかで、創業から現在までにどのような挑戦を重ねてきたのかを、全員が同じように知っているわけではありません。これまでの歩みを共有し、その延長線上にこれから目指す未来を位置づけること。そして、会社から方針を一方的に伝えるのではなく、一人ひとりが未来について考え、自分なりの言葉を持つことが、今回のイベントには求められていました。

こうした背景から生まれたイベントコンセプトが、「DRAW」です。

DRAW

リライルの軌跡を描く。
リライルの未来を描く。
リライルで叶えたい夢を描く。
みんなで描くと見えてくる、明日からの一歩がある。

「DRAW」には、完成したものを受け取るのではなく、自ら手を動かして形にしていくという意味を込めています。過去の出来事に社員それぞれの記憶を重ね、これからの会社について仲間と語り合い、自分が挑戦したいことを言葉にする。その一つひとつのアクションを通じて、組織の歴史や未来を自分ごととして捉えてもらうことを目指しました。

さらに、異なる経験や考えを持つ人たちが描いたものを重ねることで、一人では見えなかった未来が少しずつ輪郭を持ちはじめます。全員の考えをひとつに揃えるのではなく、それぞれの思いを持ち寄りながら、同じ方向へ進むための景色をともにつくる。税理士法人化を祝うだけでなく、リライルの次の挑戦を社員全員で描き始めるイベントとして、タイトルやキービジュアル、会場構成、各コンテンツまで「DRAW」の考え方を一貫して展開しました。

過去・現在・未来をたどる、3つの「DRAW」。

イベントでは、「DRAW」というコンセプトを、3つのコンテンツに展開しました。

「DRAW1 “Relyl’s History”」では、創業から現在までの出来事をまとめた年表を用意しました。参加者には、当時の思い出や印象に残っている出来事を吹き出し型のシールに書き、年表へ貼ってもらいました。会社が用意した歴史を眺めるだけではなく、そこで働いてきた人の記憶を重ねることで、リライルがどんな時間を積み重ねてきたのかを、あらためて全員で振り返る時間にしています。

続いて、社内で生まれたAI活用のアイデアを表彰する「Relyl AI-Hack Challenge」や、業務効率化に向けた新たなプロジェクトを紹介しました。過去の歩みを懐かしむだけで終わらせず、これまでリライルが大切にしてきた挑戦の姿勢が、現在の取り組みや「日本で一番AIを活用している会計事務所」というこれからの方針につながっていることを共有しました。

「DRAW2 “Relyl’s Future”」では、参加者がテーブルごとに分かれ、これからのリライルについて話し合いました。各テーブルに置かれた問いをきっかけに、食事や歓談を楽しみながら、どんな会社にしていきたいか、リライルで何を実現したいかを自由に話してもらいました。会話の中で出てきた言葉はシートに書き込み、司会者のインタビューを通じて会場全体にも共有しています。

なおDRAW1、DRAW2では一人ひとりがより主体的に”描く”ことに取り組めるよう、弊社で制作したオリジナルペン「ミライルペン」(ミライ×リライル)を使用しました。柄は全部で3種類。KVを活かしたデザインに仕上げました。

「DRAW3 “Relyl’s Art”」では、参加者全員でひとつの作品をつくりました。リライルくん型のスタンプを一人ずつ押し、最後に中央のシートを剥がすと、色とりどりのスタンプによってリライルくんの姿が浮かび上がります。中央に残った白い部分には、それぞれがこれから挑戦したいことや未来への宣誓を書き込みました。全員が実際に手を動かすことで完成し、イベント後も社内に残る象徴物となるよう設計しています。

過去を振り返り、現在の挑戦を知り、これからについて話し、最後にその思いを形にする。3つの「DRAW」を通して、参加者の気持ちが自然に未来へ向かっていく流れをつくりました。

イベント当日だけで終わらない、未来への想いを。

「DRAW」というコンセプトのもと、歴史を振り返り、仲間の挑戦を称え、これからのリライルについて語り合った一日。イベント後には、スタッフの方々から「初めてこんな大きなイベントができてよかった、楽しかった」「今日をスタートとしてもっと成長していきたい」「みんなの想いを知ることができてよかった」「未来が楽しみになった」といった声が届きました。

  

また、「細かいところまでしっかり企画・運営してくださったおかげで、とても良いイベントになった」とのお言葉もいただきました。参加者全員で完成させた「DRAW3 “Relyl’s Art”」は、現在もリライル様社内に展示されています。

イベント後には、当日の様子をまとめた振り返りムービーも制作しました。年表を囲んで思い出を語る姿や、AI活用の挑戦を称える場面、未来について話し合う様子、全員で作品を完成させる瞬間までを一本の映像にまとめています。その日の熱量や空気を記録として残すだけでなく、イベントで生まれた想いをその後の仕事や挑戦へつなげるためのコンテンツとしました。

 

 

節目を祝う場をつくるだけでなく、その先の行動や組織の変化につながる時間をどう設計するかを考え抜いた本プロジェクト。一人ひとりの声や手の動きが重なりイベントの雰囲気が盛り上がっていく様子を間近で感じられたことは、私たちにとっても大きな喜びでした。「DRAW」で描かれた未来が、これからの日々の仕事や挑戦のなかでかたちになっていくことを願っています。