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桃か
PROJECT・SERVICE BRANDING / PLANNING・CONCEPT MAKE / COPYWRITING / DESIGN
OUTLINE
担当範囲
ブランディング
制作期間
4ヶ月
CREDIT
  • CD 恩田貴行(ランニングホームラン)
  • DR/C 寺本涼馬(ランニングホームラン)
  • AD 淵憲一
  • D 徳地美希

鮨屋による和食の新ブランド立ち上げを
クリエイティブの力でサポート

東京を中心に、江戸前鮨を手頃な価格で提供する店舗を複数展開している金太楼鮨。今回、既存の鮨屋とは別に、四季を彩る和食料理を提供する新ブランド「桃か」を立ち上げることになりました。その新店舗立ち上げに伴う開店告知DMと料理メニューの作成がご依頼の内容。告知DMは、お客様と桃かの初めての接点になるため、第一印象を決定づける大切なツール。初回来店をいただけるかどうかも、このDMが担う部分が大きく責任は重大。メニューも店舗の雰囲気を形作る重要なピースの一つであり、どちらも単に記載内容をわかりやすく伝えるだけでなく、ブランディングを強く意識する必要があると考えました。

そこで、まずは新店の板長にヒアリングを実施。店舗のコンセプトや提供する料理、そこに込めた想いを中心に丁寧な取材を行いました。その中から抽出したキーワードが、「四季」「和」「本物志向」でした。提供するのは、旬のものにこだわった料理。四季をはじめとした和の心を感じさせる料理や店の佇まい。若者にも本当に美味しい料理を味わってもらうため、桃かの料理を通して本物を感じる舌を育んでほしいという想い。これら、桃かの核となる要素を体現したツール制作を目指しました。

意識したのは点ではなく線の時間軸
これからの桃かにも寄り添い、指針となるツールを

全く新しい店舗の初めての制作物。それは、これからの桃かが目指すべき世界観や、それを表現するための制作物の方向性を示すものでなくてはならない。そう考えた私たちが、はじめに着手したのはDM制作でもなく、メニュー制作でもなく、ブランドカラーの選定でした。四季の基軸となる豊かな緑、あらゆる食材の母である肥えた大地、そこから芽吹いた和の香りと空気を放つ生木。これらをモチーフにした3色をブランドカラーに据えて、今回の制作物はもちろんこと、今後のツールや内外装を含むブランディングの羅針盤としました。

告知DMはブランドカラーの一つ、茶色をキーカラーに採用。グラデーションを用いて、落ち着きながらも本物志向の高級感を漂わせるデザインにまとめました。料理を引き立てる丸皿を、満月に見立てる形でモチーフとして使用。中秋の名月を想起させ、季節感の演出に一役買っています。その下に添えた箸置きも、月の周りに見え隠れする雲をイメージ。部から下部にかけてベースカラーのグラデーションをかけることで、満月の浮かぶ夜空のような明るいカラーから、実り豊かな大地を表す茶色という意味も持たせています。和紙のような質感を持つ紙を使用することで、手にとった瞬間に指からも和を感じられる仕立てになっています。

メニューは食事用と飲み物用の2パターンを用意。それぞれ、和と落ち着きを意識した緑と灰色を採用。素材は、紗のかかったような上品な布地と、不規則な毛羽が朴訥な雰囲気を醸す布地。色だけでなくそれぞれで使用する生地も変えているのは、季節の移ろいを意識してのものです。季節を感じさせるギミックはそれだけでなく、表紙上部を丸く切り抜いて挿絵を入れ替えられる仕様に。季節毎に、旬の素材を描いた挿絵がメニューを彩ります。機能面でも、季節毎のメニュー変更に容易に対応できるよう、紙を抜き差しするだけで入れ替えられるバインダー方式にしています。

既に納品させていただき、店舗も無事にオープン。今後も、桃かのアイデンティティを支え続けてくれると信じています。

ブランドカラーの茶色をキーカラーに採用

初回来店を促せるよう地図を大きく配置