万葉の湯
COPYWRITING

OUTLINE
- 担当領域
- コピーライティング、シナリオライティング
- URL
- https://youtu.be/AB-bKAa_e2s
CREDIT
- CD,C:田島 洋之(パラドックス)
- C:恩田 貴行(ランニングホームラン)
万葉倶楽部は都市近郊にある温泉施設。
「いろいろあるから年中無休」というスローガンを元に、日々のつらさを洗い流してくれる癒しの施設であることを伝えるCMを制作しました。
当初のオーダーは、都市の温泉施設ならではの価値を伝えたいというもの。地方にある伝統的な温泉ではなく、ましてスーパー銭湯と呼ばれる行楽施設でもない。都会ならではの“温泉のありがたみ”をいかに表現するか。ボードメンバー間で決まったのは“温もり”の新表現でした。
都会で暮らし、働く人だからこそ感じている疲れ。それを癒すものとしての“温もり”を表現していく。その方向性の元で企画されたのが“手紙を読むように、誰かへの気持ちを吐露する”という内容。無理して疲れは見せないけれど、本当は疲れている。世の中には、そういった人が多いのではないでしょうか。
疲れにも種類がある。
都会の温泉が癒せる疲れは、
「心のつらさ」ではないか。
「つらさ」にも種類があります。心がくじけるようなつらさもあれば、単純に体力や体調面がつらいというのもある。どの「つらさ」にフォーカスを当てるかと考えた際に出てきたのが「娘の一人暮らし」と「娘の結婚式」でした。手塩にかけて育てた娘が、ついに自分の手を離れ、独立する。そして結婚する。ヒトをじわじわと温めてくれる温泉が洗い流してくれる”つらさ”とは、そういった誰しもにふと訪れる、うれしいけどつらい出来事ではないかと考え、柳沢慎吾さん主役のCMを制作しました。キャッチコピーは「いろいろあるから年中無休」。都会の喧騒で生きる人々の“いろいろ”に応えるための温泉施設であることを表現しています。
